名馬アドマイヤ近藤利一の遺産と資産!武豊との和解と後継の現在

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名馬アドマイヤ近藤利一の遺産と資産!武豊との和解と後継の現在
名馬アドマイヤ近藤利一の遺産と資産!武豊との和解と後継の現在
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🎵 名馬アドマイヤ近藤利一の遺産と資産!武豊との和解と後継の現在

日本競馬史において「アドマイヤ」の冠名で一時代を築き上げた名物馬主、近藤利一氏。力強い勝負服(水色、白袖、青一本輪)を背負った愛馬たちは、日本ダービーをはじめ国内外の名だたるビッグレースを制覇し、競馬ファンの心を熱く揺さぶり続けました。

2019年に惜しまれつつ世を去った後も、その莫大な資産や遺産の行方、そして競馬界のスーパースター・武豊騎手との間にあった劇的な和解劇は語り草となっています。一代で巨大企業を築いた立志伝中の歩みから、愛馬たちが紡ぐ血統の現在地まで、伝説のオーナーが遺した足跡を振り返ります。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:建設会社「合和工業」を一代で成長させ、セレクトセール等で巨額の投資を行い「アドマイヤ軍団」を確立。総資産は推定数百億円規模にのぼる。
  • 要点2:確執が噂されていた天才・武豊騎手とは闘病中の病床で劇的な和解を果たし、最期のクラシック候補・アドマイヤビルゴの手綱を託した。
  • 要点3:逝去後の所有馬や馬主事業は妻である近藤旬子氏が継承。アドマイヤマーズの後継種牡馬としての活躍など、その情熱は今もターフに息づいている。

【波乱万丈の経歴】合和工業の創業者から競馬界屈指の大馬主へ

近藤 利 一

近藤利一氏は1942年、兵庫県に生まれました。若い頃から持ち前のバイタリティと商才を発揮し、建設・解体工事業を手がける合和工業株式会社(大阪市)を創業。関西圏の都市開発や大規模インフラ工事を次々と受注し、関西屈指の有力総合解体工事企業へと育て上げました。

実業家として大成功を収めた近藤氏が、中央競馬の馬主資格を取得したのは1984年のことです。冠名である「アドマイヤ(Admire)」は、英語で「称賛する」「感服する」を意味します。「誰からも称賛される強い馬をつくりたい」という熱い信念のもと、競走馬ビジネスへと本格参入していきました。

歯に衣着せぬ豪快な語り口と情に厚い人柄で、競馬サークル内でも強烈な存在感を放ちました。調教師や騎手に対しても妥協のない勝利への執念を求め、時に厳しく、時に誰よりも温かく接する姿勢は、多くの関係者から敬意を集めました。

【総資産とセレクトセール伝説】規格外の爆買いと莫大な遺産の行方

近藤 利 一

近藤氏を語る上で欠かせないのが、国内最大の競走馬市場であるセレクトセールでの規格外の購買力です。億単位の競り合いが日常茶飯事の会場にあって、ひとたび狙いを定めた良血馬はライバルが何億円積もうと決して引かない「豪腕」ぶりで市場を牽引しました。

2017年のセレクトセールでは、イルーシヴウェーヴの当歳(後のアドマイヤビルゴ)を5億8,000万円(税抜)という天文学的な金額で落札し、会場を騒然とさせました。本業である合和工業の強固な収益基盤と、長年の馬主活動で得た莫大な獲得賞金・種牡馬売却益を合わせ、近藤氏の総資産は数百億円規模に達していたと見られています。

2019年の逝去時、その莫大な遺産の分配にも大きな関心が集まりました。本業の経営権や不動産、そして億単位の価値を持つ現役競走馬たちの権利は、法的手続きと親族間の合意を経て円滑に整理され、競走馬事業は妻の旬子氏へと引き継がれる形となりました。

【愛馬たちの系譜】アドマイヤベガからアドマイヤマーズまで掴んだ栄光

近藤 利 一

近藤氏の勝負服は、数々の歴史的名馬とともに競馬史の頂点に立ちました。その象徴とも言えるのが、1999年の日本ダービーを制したアドマイヤベガです。武豊騎手を背に、テイエムオペラオーやナリタトップロードとの壮絶な三強対決を制した瞬間は、近藤オーナーにとっても生涯忘れられない栄光となりました。

その後も、ダート界を席巻したアドマイヤドン、国内外のG1を制覇したアドマイヤムーン、オーストラリアのコーフィールドカップを制したアドマイヤラクティなど、芝・ダート・海外を問わずトップホースを次々と輩出しました。

そして晩年の傑作となったのがアドマイヤマーズです。2018年の朝日杯フューチュリティステークス、2019年のNHKマイルカップを制覇。近藤氏の病状が悪化していた同年末には、香港マイルで世界の強豪を撃破し、主オーナーへ捧げる感動的な国際G1勝利を飾りました。

【病気と最期の激闘】死因となった肺がんと病床で見せた執念

常にエネルギッシュだった近藤氏を病魔が襲ったのは、晩年のことでした。死因となったのは肺がん。2019年に入ると病状は進行し、入退院を繰り返す闘病生活を余儀なくされました。

しかし、病床にあっても愛馬への情熱が衰えることはありませんでした。担当調教師や関係者と頻繁に連絡を取り合い、レース映像を病室のモニターで食い入るように見つめながら、最期まで馬主としての闘志を燃やし続けました。

2019年11月17日、77歳で永眠。アドマイヤマーズが香港マイルを制したのは、そのわずか3週間後のことでした。陣営が喪章を腕に巻いて挑み、表彰台で天を仰いだ姿は、世界中の競馬ファンの涙を誘いました。

【武豊騎手との劇的和解】10年以上の確執を超えて交わされた最期の約束

近藤利一氏と武豊騎手のドラマは、競馬ファンの間で今なお語り継がれる感動的なエピソードです。アドマイヤベガをはじめ黄金期をともに築いた二人でしたが、2000年代半ば以降、騎乗馬の選定やレース展開を巡る意見の相違などをきっかけに、コンビを解消。メディアでは「10年以上に及ぶ確執・絶縁状態」と報じられていました。

しかし、近藤氏の余命がいくばくもないと知った武豊騎手は、2019年秋、大阪市内の入院先へ見舞いに訪れました。病室で二人きりの対面を果たした際、近藤氏は過去のわだかまりをすべて水に流し、笑顔でこう告げたといいます。

「豊ちゃん、また乗ってくれな」

かつての盟友との劇的な和解でした。近藤氏は自らの最高額落札馬であり、最大の期待を寄せていたアドマイヤビルゴの主戦を武豊騎手に託します。近藤氏の他界後、2020年1月のデビュー戦でアドマイヤビルゴの手綱を取った武騎手は見事に快勝。「オーナーも天国で喜んでくれていると思います」と語ったシーンは、競馬界の絆を象徴する名場面となりました。

【家族と後継馬主の現在】妻・近藤旬子氏への継承と近藤英子氏・息子の動向

近藤利一氏の逝去に伴い、気になるのがその血統と馬主事業の後継体制です。現在、アドマイヤ軍団の主たる競走馬は、妻である近藤旬子(じゅんこ)氏が名義を引き継ぎ、オーナーとしてターフを盛り上げています。勝負服のデザインも受け継がれ、アドマイヤハダルなど重賞戦線で活躍する競走馬を継続して送り出しています。

一方、近藤利一氏の前妻である近藤英子(えいこ)氏もまた、競馬界で広く知られた大馬主です。英子氏は「カンパニー」や「アンライバルド」「ヴィクトリー」などを所有し、独自の名義(勝負服:白、青ダイヤモンド)で数々のG1を制覇してきた実績を持ちます。利一氏とは別のオーナーとして確固たる地位を築いてきました。

また、実業面である合和工業は、息子をはじめとする親族および経営陣が事業をしっかりと継承。競走馬ビジネスにおいては、種牡馬入りしたアドマイヤマーズの産駒たちが続々とデビューし、重賞戦線で父譲りの勝負根性を発揮するなど、「近藤利一のDNA」は時代を超えて脈々と受け継がれています。

【近藤利一】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:近藤利一氏が一代で築いた総資産や遺産はどれくらいでしたか?
A1:正確な公表値はありませんが、本業である合和工業の企業規模や保有不動産、高額競走馬の賞金および種牡馬権利などを合算すると、推定で数百億円規模に達していたと言われています。遺産や所有馬の権利は、妻の近藤旬子氏や親族に適切に引き継がれました。

Q2:武豊騎手との間に何があり、どのように和解したのですか?
A2:2000年代中盤のレース起用などを巡り距離ができ、10年以上にわたりコンビ結成が見られませんでした。しかし2019年秋、近藤氏ががん闘病中に武騎手が病室を訪問。直接対話によって完全に和解し、5億円超の高額馬アドマイヤビルゴの騎乗依頼を託すに至りました。

Q3:現在「アドマイヤ」の馬は誰が所有・運営していますか?
A3:利一氏の逝去後は、妻である近藤旬子氏が馬主資格および現役馬を引き継いでいます。おなじみの水色勝負服も継承され、友道康夫厩舎をはじめとする有力厩舎とともに精力的な馬主活動が続けられています。

Q4:元妻の近藤英子氏との馬主活動の違いは何ですか?
A4:近藤英子氏は利一氏とは独立した個人馬主として活動しており、「アドマイヤ」の冠名を使わず(カンパニー、アンライバルドなど)、異なる勝負服でG1馬を多数所有していました。それぞれが日本競馬界を代表する名物オーナーとして成功を収めました。

まとめ:競馬界に刻まれた近藤利一氏の情熱とアドマイヤの未来

豪快な決断力と馬への底知れぬ愛情で、平成から令和の日本競馬を牽引した近藤利一氏。巨万の富を惜しみなく競馬界に還元し、時に挫折を味わいながらも常に頂点を目指したその生き様は、今なお多くのホースマンや競馬ファンの胸に刻まれています。

武豊騎手との感動的な和解、そして妻・近藤旬子氏への baton touch(バトンタッチ)を経て、アドマイヤ軍団の物語は終わることなく続いています。父の血を引くアドマイヤマーズ産駒たちの力走を見るたび、天国から熱い視線を送る名物オーナーの笑顔が思い出されます。 (出典: 近藤 利 一(Yahoo!ニュース)