COMPLEXメンバー吉川晃司・布袋寅泰の現在と歴代サポートの全貌
1980年代後半の日本のロックシーンに突如として現れ、わずか2年弱という短い活動期間で音楽界を席巻した伝説のユニット「COMPLEX」。稀代のロックシンガー・吉川晃司と、BOØWYを解散したばかりの天才ギタリスト・布袋寅泰という二大巨星の電撃合体は、当時の音楽メディアとファンに強烈な衝撃を与えました。
時を経ても色褪せないエッジの効いたサウンドと、国難に際して立ち上がるチャリティーライブ「日本一心」での圧倒的なステージング。本稿では、COMPLEXの中核を担うメンバーの経歴や2026年現在の動向、鉄壁のグルーヴを支えた歴代サポートメンバーの系譜、そして今なお語り継がれる活動休止の真相まで、多角的な取材知見をもとに徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:吉川晃司と布袋寅泰による伝説的ユニットであり、1989年の鮮烈なデビューから1990年の活動休止まで日本のロック史に不滅の足跡を刻んだ。
- 要点2:湊雅史(Dr)やスティーヴエトウ(Perc)をはじめとする凄腕サポート陣の演奏が、COMPLEX唯一無二の重厚なサイバー・ロックサウンドを確立させた。
- 要点3:東日本大震災や能登半島地震のチャリティー公演「日本一心」で奇跡の再結集を果たし、現在も両者はそれぞれの表現領域の最前線で進化を続けている。
【COMPLEX結成の衝撃】吉川晃司と布袋寅泰が出会った1988年の革命
1980年代末、歌謡界の枠を飛び越えて本格的なロックアーティストへの脱皮を図っていた吉川晃司と、社会現象を巻き起こしたBOØWYの解散を経て次なる表現を模索していた布袋寅泰。同世代であり、互いの才能を早くから認め合っていた2人が手を組んだことは、まさに日本の音楽シーンにおける歴史的事件でした。
1988年12月に結成が公表され、1989年4月8日にリリースされたデビューシングル『BE MY BABY』は、オリコンチャート初登場1位を記録。無駄を極限まで削ぎ落としたソリッドなギターリフと、骨太で艶のあるボーカル、そして印象的なモノトーンのミュージックビデオは、瞬く間に日本中を虜にしました。
続く1stアルバム『COMPLEX』もメガヒットを記録。ロックとダンスミュージック、デジタルビートと生演奏を高度に融合させた先進的なサウンドスケープは、当時のJ-ROCKの基準を瞬く間に塗り替えました。
【不仲説の真相】わずか2年で活動休止へ至った音楽的衝突のリアル
センセーショナルな成功を収めたCOMPLEXでしたが、その活動期間は驚くほど短いものでした。1990年11月8日、東京ドームでのライブを最後に、ユニットは無期限の活動休止(事実上の解散)へと突入します。ファーストアルバム発売からわずか1年半余りでの急展開に、世間では様々な憶測や「不仲説」が飛び交いました。
活動休止に至った最大の要因は、両者が抱く音楽的アプローチと美学の徹底的な衝突にあります。吉川晃司はバンドのフィジカルな生々しさや骨太なグルーヴ、野生味あふれるステージ表現を希求したのに対し、布袋寅泰は緻密なスタジオワーク、先鋭的なプログラミング、完璧に構築された構築美を重視していました。
自己の表現に対して一切の妥協を許さない若き2つの巨星は、楽曲制作やツアーの現場で激しく意見を戦わせました。殴り合いに発展したという逸話が残るほどの衝突は、決して低俗な反目ではなく、互いが天才であるがゆえに譲れない「ロックの矜持」のぶつかり合いでした。双方が自分自身の道を突き詰めるため、活動休止という選択は必然だったと言えます。
【歴代サポートメンバー一覧】湊雅史・スティーヴエトウら鉄壁の布陣
COMPLEXの圧倒的なライブパフォーマンスを語る上で欠かせないのが、超一流ミュージシャンたちで構成されたサポートメンバーの存在です。彼らの強烈なテクニックと個性が合わさることで、吉川と布袋のエネルギーは極限まで増幅されました。
【COMPLEXを支えた主な歴代サポートメンバー】
・ドラムス:湊雅史(みなと まさふみ)
元DEAD ENDのドラマー。1989年のツアーから2011年・2024年の復活ライブまでCOMPLEXの屋台骨を支え続ける至高のリズムマスター。重量級の重いスネアと正確無比なビートはCOMPLEXサウンドの核となっています。
・パーカッション:スティーヴ エトウ(Steve Eto)
金属パイプやドラム缶を叩き鳴らすパフォーマンスで視覚・聴覚両面に強烈なインパクトをもたらした異才。COMPLEXのトレードマークとも言える工業的(インダストリアル)なビート感を創出しました。
・ベース:小池ヒロミチ / 浅田孟 / 井上富雄
初期のライブを支えた小池ヒロミチ、1990年の東京ドーム公演を務めた元ARBの浅田孟、そして2011年・2024年の「日本一心」で艶やかな低音を響かせた元THE ROOSTERSの井上富雄と、名立たる名手が名を連ねています。
・キーボード&プログラミング:小滝みつる / ホッピー神山 / 奥野真哉 / 岸利至
初期の緻密なシンセサウンドを担った小滝みつるやホッピー神山に加え、近年のライブではソウルフラワーユニオンの奥野真哉や、シンセサイザーマニピュレーターの岸利至が現代的な音響空間を構築しています。
彼ら腕利きミュージシャンが繰り出すヘヴィかつタイトなアンサンブルがあったからこそ、COMPLEXの楽曲群はスタジアムのスケールを凌駕する爆発力を生み出しました。
【東京ドーム「日本一心」の奇跡】被災地支援チャリティーライブと再結集の軌跡
活動休止から21年が経過した2011年、東日本大震災の発生を受け、吉川晃司と布袋寅泰は「自分たちに何ができるか」という一心で手を取り合いました。2011年7月30日・31日、東京ドームにて開催されたチャリティーライブ【日本一心】は、2日間で約10万人を動員し、収益のすべてが被災地復興へと寄付されました。
ステージ中央で両者が力強く握手を交わし、オープニングナンバー『BE MY BABY』のイントロが鳴り響いた瞬間は、日本のロック史に刻まれる伝説の名場面です。かつての葛藤を乗り越え、大義のために再結集した2人の姿は、多くの人々に勇気と希望を与えました。
さらに2024年5月15日・16日には、令和6年能登半島地震の復興支援を目的として、再び東京ドームで「日本一心」公演を開催。円熟味を増した吉川のボーカルと布袋のギタープレイは、10万人を超えるオーディエンスを圧倒し、世代を超えて受け継がれるユニットの普遍的な強さを証明しました。
【吉川晃司・布袋寅泰の現在】伝説を超えて進化を続ける2人の2026年
活動休止と奇跡の再結集を経て、吉川晃司と布袋寅泰は2026年現在もそれぞれが日本のエンターテインメント界の頂点に君臨しています。
吉川晃司は、強靭な肉体と表現力を武器にソロアーティストとしての全国ツアーを精力的に継続する傍ら、重厚な演技派俳優としても確固たる地位を確立。水球で培った身体能力と妥協なきボーカルワークは年々深みを増し、唯一無二のカリスマ性を放っています。
一方の布袋寅泰は、ロンドンを拠点としたグローバルな活動や映画音楽の制作、オーケストラとの共演など、ギタリストの枠に収まらない挑戦を続けています。そのシグネチャーである幾何学模様のギターから放たれるリフは、世界中のリスナーを魅了し続けてやみません。
若き日の衝突を昇華させ、互いを唯一無二の戦友として認め合っている2人。それぞれのフィールドで常に自己最高を更新し続ける生き様こそが、COMPLEXという伝説を現在進行形で輝かせている最大の理由です。
【コンプレックス メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:COMPLEXの正式メンバーは何人ですか?
A1:正式メンバーは吉川晃司(ボーカル)と布袋寅泰(ギター)の2名です。楽曲制作やライブ演奏においては、日本屈指のミュージシャンたちがサポートメンバーとして参画し、強固なバンドサウンドを構築していました。
Q2:なぜCOMPLEXはわずか2年で活動休止したのですか?
A2:互いの音楽に対する美学やサウンド作りの方向性の違いが原因です。生々しいバンドグルーヴを求めた吉川と、緻密なスタジオ構築美を追究した布袋の情熱が真っ向から衝突した結果であり、お互いが妥協せずに自らの道を歩むための前向きな決断でした。
Q3:今後、完全復活や新曲リリースの予定はありますか?
A3:レギュラーな活動再開や新作制作の公式アナウンスは行われていません。COMPLEXの再結成は「日本一心」のように国難や特別な支援活動に際して限定的に行われており、普段は両者ともに自身のソロ活動を最優先に精力的な展開を続けています。
まとめ:色褪せないCOMPLEXの遺伝子と未来への響き
吉川晃司と布袋寅泰という稀代のロックスターが交差した奇跡の2年間。COMPLEXが遺した楽曲群とアグレッシブなグルーヴは、四半世紀以上の時を経た今もなお、後続のミュージシャンたちに多大なインスピレーションを与え続けています。
湊雅史やスティーヴエトウをはじめとする名プレイヤーたちが支えた圧巻のステージング、そして社会の危機に呼応して奇跡を起こした「日本一心」のスピリット。互いを高め合いながら別々の道を極め続ける2人の巨星から、今後も目が離せません。 (出典: コンプレックス メンバー(Yahoo!ニュース))